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取手市立小文間小学校旧校舎新HP
長倉先生の学校ではこの学校が一番好き。船越徹
(「オーラルヒストリーで読む戦後学校建築ーいかにして学校は計画されてきたかー」日本建築学会編 2017年 58pより抜粋)
1年生教室平面図
(建築学体系32 学校体育施設 彰国社 1975年 296p)
6年を除く各学年教室は北側入口近くに各学年の人体寸法に対応するように」高さを調整された洋服掛けが置かれている。
洋服掛けの北側の小空間はワークスペース(=生活スペース)と称して流し台(これも学年によって高さが調整されている)も設けられている。
各学年がそのクラスルームで生活、学習が完結できるような工夫がされているわけである。
しかしその後の生徒の急増がきっかけか、どの教室も近年はこの洋服掛けによるパーテーションは取り払われている。
教室の広さは学年で変えられており、一年生は学年教室で生活する時間が長いと想定され77㎡と一番広い。
また、1、2年は各教室からしか入れないトイレがついている。
このように各学齢に特化した設計がされているわけである。
また、黒板と最後列が近い南北に奥行きがあるプランは6年を除く各学年で採用されているが、平屋を生かしての天窓=トップライト、ハイサイドライトの多用によって実現しているのだろう。参考>>2年教室内部
2018年現在の写真はこちら>>
展開図4点
以下4枚展開図
(建築設計講座 学校建築 長倉康彦著 理工図書株式会社 1969年 215ページ)
ワークスペース
多分1年教室のワークスペース(=生活スペース)。
向かって右は洋服掛け。
流し台(はタイル張り。
40人近い生徒数が使うワークスペースにしては狭すぎる気はする。
写真は長倉康彦著「学校建築の変革~開かれた学校の設計・計画」1993年 彰国社
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