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取手市立小文間小学校旧校舎新HP
長倉先生の学校ではこの学校が一番好き。船越徹
(「オーラルヒストリーで読む戦後学校建築ーいかにして学校は計画されてきたかー」日本建築学会編 2017年 58pより抜粋)
南側、5年教室付近から東、4、3、2年教室をみる。
この写真では堂々と見えるが庇の高さは185cm程度で低く、建物のスケール感はとても小さく見え、どこかおとぎ話の国の建物ような雰囲気がある
小規模校では「全校を一体空間として扱うこともできやすいし、全体を家庭的にまとめることも容易となろう。これは決してけじめをなくし、だらしなくすることではない。全体としてまとまっている感じ、すみずみまでスペースが活用されている感じ、暖かい人間味のある感じなどが欲しいのである。どこか中心の感じられるような空間構成や、小ぶりのスケール感などが必要である。」とのちに長倉は述べているので意図されたスケール感なのかもしれない。
庇上の窓は明かり取り窓(ハイサイドライト)で2階ではない。写真は雑誌「建築文化」1964/6号より。竣工間もない頃。
引用は教育学大全集 「学校環境論」 長倉康彦、高橋均著 1972(s57)年 第一法規出版株式会社大七章の二正規模学校の環境構成 P133
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